美術事業部

「木工職人」の世界

2016.08.16


私たちの美術製作課には、多くの「木工職人」たちがいて、「木」を基本材料としてセットのベースとなるパネルや大道具を作っています。
とにかく、いろんなものを「木」で作ります。以前ご紹介した「ブロック塀」も「木」から作られました。
つまり、私たちは「大道具」と呼ばれる土台(ベース)を作っているのです。

今回は、「ユニットパネル」の製作過程を、野原ヒロミチが紹介します。

そもそも、「ユニットパネル」って何でしょう?
簡単に言うと、素材は全て木材を使い、それを塀や壁などに加工したパネルで、ある程度、繰り返し使うことができる環境にやさしいパネルなのであります。

さて、今回製作するユニットパネルは、横2尺×縦9尺のサイズになります。
因みに、テレビ大道具の世界では、いまだに尺貫法が使われてます。2尺×9尺とは、メートル法だと、606㎜×2727㎜になるのです。

IMG_2525工程 その1
まずは、パネルの骨組みとなる木材の反り具合を見ます。実はこの作業とても重要な工程の1つなのです。
「木」は生き物!いろいろ個性があるんだな、と木材と会話をしながら「癖」を見ていきます。

20160622_174409工程 その2
サイズ通りに切った木材を組んでいきますよ。
組み合わせる場所にしるしをつけ、パネルの骨組みを作ります。
金槌(なぐり)で指を打たないように気をつけてね!

20160622_174455工程 その3
組んだ骨組みには、接着剤を塗ってベニヤ板を貼り、釘で止めていきます。
ユニットパネルは、繰り返し使われますので、できる限り頑丈に作ります!

20160623_183114工程 その4
パネルの裏には三角に切ったベニヤ板をコーナーに貼って、補強するのです!
ここが、職人の腕の見せ所かな?

20160623_182912工程 その5
最後に「フジアール」のロゴを印字して完成!

完成した「ユニットパネル」の表面には、色を塗ったり、画を描いたり、壁紙などを貼ったりしてセットの一部として使われていくのです。

さりげなく見ているテレビのセットで、このように作られたパネルたち。ちょっと気にして見ていただけると、ヒロミチ、とってもうれしいです)^o^(
これからも、職人としての矜持をもって、「木」たちに魂を入れていきます!