設計デザイン部

「汚し」をかけました!-前編-

2017.11.22


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設計デザイン部の“くすかわ”です。
皆さんは、美術セットを作るなかで、「汚し」をかける、ということをご存知ですか?
「汚し」~ギョーカイ的には「エイジング」などとも言いますが、今回実践する機会がありましたので、少しご紹介します。

実は、先日~ホントにプライベートなことではありますが~アンティークショップでオール鉄のキャビネットを買ったんです。
喜んでウチに運び入れたものの、オール鉄だからと、 錆止め油がタップリと塗られていたものが、 錆と酸化でエゲツない匂いを玄関先で撒き散らす、という事態発生。 

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これはどうにかしないと、ってことで全部錆と油を根こそぎサンドペーパーで落とすことに。

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手でチマチマやってる訳にもいかないので文明の利器、リキサンダー登場。 これは市販のサンドペーパーを四つに切り裂いたものを取り付けると自動的にブルブルしてヤスリがけしてくれるという素人でも使って怪我をしにくいスグレモノ電動工具。

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 文明の利器バンザイ。 80番という粗さのサンドペーパーを取り付けてガンガン錆を擦り落としていきます。

文明の利器とはいえ、角角や、細かい溝はうまく削ってくれないので、そこは手で。 で、一通り削るとピカピカになりました。

が、しかし!ピカピカなものが欲しいわけではないので、ここからエイジングという塗装にかかります。
とは言え、簡単に耐熱塗料のつや消し黒を吹き付けで塗りつぶすだけ。

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なぜ耐熱塗料なのか、というと、乾燥が恐ろしく早いのと、塗料自体の目が細かいのです。
作業効率が高いのもこの塗料の特徴です。
で、塗っただけでそのまま完成でなく、アンティーク的にエイジングをかけていくわけです。
とはいえ全然難しくなく、今度は80番から400番という、80番より目が細かい(400番は中目ではあるが)サンドペーパーで、縦横斜めに かるーーーーく擦ると、エッジや、凸凹になって飛び出ているところだけが削れて、 下地の鉄が出てきます。

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 鉄なので、擦れていくと自然に塗装がそこから剥がれていきます。 なので、それを人為的にやってやると、新品にちかくても簡単に味が出ます。

削りすぎると嘘くさくなるので、やめ時を見定めるのがセンスなんすけど。

で、キャビネットの引き出しが終わったら鉄の棚の方も同じように錆を落として塗装して、 同じようにエッジをサンドペーパーで撫でるようにあててやります。

最後に引き出しの取っ手をピカピカにしてから取り付け!

この後は、できれば酸化をさせないために、クリアーを仕上げに吹き付けてやればいいんだけれど、 そうするとむき出しになった下地の鉄までクリアーに左右されてしまうので、今後は何か 違う手法でリトライしようと思います。
う~む。 しかしなかなかよい面構えをしておるぞ。