美術進行部

えがおの桜~2017成長

2017.05.02


2014年4月20日、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)にて「第2回こども笑顔プロジェクト」が開催されました。
改めて「こども笑顔プロジェクト」とは・・・
①東北三県被災地の復興に対し、子供たちの笑顔を通じて大人たちに元気を与えたい!
②テレビ美術の「ものを創る楽しさ」を子供たちに体験してもらって、笑顔になってもらいたい!
この2つの思いを胸にフジテレビ美術スタッフが集結し、大道具さんによるのこぎり体験、メイク・衣装さんによるキャラクター扮装など匠の技を子供たちに楽しんでもらうプロジェクトです。

そして、3年前、閖上にあるメイプル館でイベントを行い、大盛況のうちに幕を閉じました。
イベントの最後には「えがおの桜」と題して、桜がきれいで活気があった場所に戻ることを願いながら、朝市を運営している皆さんと一緒に、8本の桜の苗木を植樹してきたのです。

あれから3年…。閖上より、ある便りが届きました。「植樹した桜の苗木に花が咲きましたよ」と…。
2017年4月18日、3年の年月を経て、我々はあの植樹した桜を見るために一路、名取市閖上に向かいました。

名取駅到着後、我々はまず閖上にある日和山(ひよりやま)に向かいました。

日和山は標高8メートル程の「山」で、震災前は頂上には富主姫神社の社がありました。
そして2011年3月11日、10m超える大津波が閖上一帯を襲い全てが流出しました。
現在、日和山は湊神社と富主姫神社の「合わせ神社」を再興し、復興の願いと鎮魂を捧げる場所になっています。
我々はその地で再訪の報告と黙祷を捧げました。

12時10分、メイプル館に到着。もうすぐあの桜とご対面です!

そして・・・見事に桜の花を咲かせていました!! 

 「えがおの桜」の看板もそのまま残っていました!

更に3年前、大変お世話になった、ゆりあげ港朝市理事長の櫻井さんとも感動の再会を果たすことが出来ました!
こども笑顔プロジェクト初代リーダー、梅田正則さんの最初の一言は「よくぞ、咲いてくれた!ありがとう!」…でした。

私も全く同じ気持ちでした。
植樹から3年が経ち、まだ小さいけれど見事に花が咲いた自然の力、震災から6年が経ち懸命に復興しようとする人々の力…どちらからも生きる力強さを感じ、何ともいえないパワーを貰えた気がしました。

ここで暮らしていた人々が震災前のように暮らすには、まだまだ途方もない時間と気持ちが必要だと思います。
それでも3年前に見た景色とは明らかに違い、前進していることも感じました。
我々が出来ることは本当に微力です。それでも忘れないこと、思い続けることが大切なんだと思います。

またいつか成長した桜を必ず見に行きます!
そして最高の「えがお」でまたお花見を存分に楽しみたいと思います!
美術進行部:楫野 淳司