美術開発部・タイトル制作課

動物集合~タッチ&トークで工芸を深く知る~東京国立近代美術館工芸館

2017.05.16


吉川頑固堂です。
さて、今回訪問したのは東京国立近代美術館工芸館です。東京国立近代美術館と同じ北の丸公園のなかにあります。建物は明治後期に建築されたかつての近衛師団司令部の建物(重要文化財)を使っています。

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 「動物集合」と題された企画展は、動物や魚類、昆虫など工芸に取り入れられるモチーフとしてだけでなく、時として制作に欠かせない素材や道具にも使用されていますよ、というのが展示コンセプトであります。

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作家の作風の変化を円熟期、晩年期の各作品を通じて比較して観ることが出来る展示があったりとキュレーターの意図が伝わるよう展示構成されています。
数多くの工芸作品が展示されている中、第二室にあった「夢の中に遊ぶ」と題された巨像と群れ遊ぶ子供たちをモチーフとした作品がとてもユーモラスです。

訪問したもう一つの目的は「タッチ&トーク」という作品鑑賞に関する直接参加型のイベントに出席することでした。
ガイドスタッフがついて収蔵品の中から選択された工芸品を、実際に手にして五感で感じ取ることができる内容になっています。
木彫指物・金工象嵌・小紋型染・ガラス・磁器・陶器の工芸品に触れながら個々の作品の創作意図や技術手法、作家の方の制作表現に関する苦労話などをガイドスタッフの方から伺うことができて、とても有意義な時間となりました。

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第六室に展示されていた「蛸図大皿」(バーナード・リーチ作)の元気な「蛸」に見送られて工芸館を後にしました。