美術開発部・タイトル制作課

桜の東京国立近代美術館とワシリーチェア

2017.04.21


17883764_415397845491362_5769522031040634107_n[1]吉川頑固堂です。
東京国立近代美術館「マルセル・ブロイヤーの家具」展に立ち寄りました。
まずは常設のMOMATコレクションからめぐっていきます。

「短時間で重要な作品だけさっと見たい!」というニーズにこたえて「重要文化財を中心に、コレクションの精華をお楽しみいただけるコーナー」が第1室。
古賀春江「海」と靉光「眼のある風景」が並んで展示されている前を通り、第2室では菊池芳文「小雨ふる吉野」が静謐な満開の桜で迎えてくれました。

17904308_415397935491353_1521151991788514984_n[1]さて本日の目的は、「クラブチェア B3」通称ワシリーチェアを見ることでありました。
画像が「マルセル・ブロイヤーの家具」展ギャラリー4会場入り口にディスプレイされていた1台目のクラブチェアB3。
座面には会場に展示されているポスターでモデルが着用しているマスクが置かれています。

17904336_415397962158017_4150689762061103960_n[1]この椅子がデザインされた1920年代中期は、豪勢かつ大仰なソファがスタンダードであった時代に虚飾をそぎ落としたこのシングルソファの形状はさぞかし「斬新」であったろうと思います。

17884014_415397902158023_5272518968613435338_n[1]通称となっている「ワシリーチェア」のワシリーの由来は、この椅子の価値を最初に認めたバウハウスの教授で、画家であるワシリー・カンディンスキーの名から取られている由。
MOMATコレクションの第5室にはそのワシリー・カンディンスキー の作品「全体」が飾られていました。

私もこの椅子を自宅で使っていた時期があり、初期の「クラブチェア B3」を見ることが出来た事は収穫でした。