デザイン部

SET DESIGN et cetera 「造形」

2018.03.26


一から造形を考えるって簡単ではない…というか、どんなに想像力を巡らしても自分一人分の知識と生み出せるものなんて、たかが知れてる。
だってさ、世の中にあるもの全てが、どこかの時代のどこかの誰かによって生み出されたものなんだから、それらを網羅するなんてムリ無理。
だから、やはり何かを作るときは参考にするものがあった方が助かる。
もちろん現存するモノそのまんまをうつしとってしまえば、それはただのパクリになっちゃうから自分というフィルターを介して、見せ方在り方は変えてゆく必要があるけど参考にするべき何かは、沢山見るほど自分たちの肥しになっていく。
それがデザインのアウトプットに繋がって結果、良いもの面白いものに育っていってくれるんだよね。

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過去から現在までの様々なアイディアや表現方法がまとめて見れるんで自分は美術館や博物館が大好き。
大きな引いた目線でモノを見たり、近づいてジックリとモノの成り立ちを見たりと見方はそれによって変えるけど、見て思考を巡らす行為自体が実に楽しい。

その作品が持ってる本質的なことからハズれた見方をしてることも多いんだろうけど、まあ、それはそれ。
自分が楽しんでいれば、ちゃんと記憶に残る。
こういう写真が残っているから普通に資料としてだけでも使えるけど、思考が介在していると資料に熱量が加わるから、後日になっても思い出しやすくなるんだ。

様々な造形要素はアイディアの奔流

こういった空間そのものを感じる造形から…

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素材をフューチャーした造形

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工芸品としての美しさ(細かいフォルムとか見てると惹きこまれてしまう…)

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切り出し方、面の刻み方

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これなんか絵画作品を見るのでなく、完全に額を見ています。
邪道と言われようと、自分は美術評論家ではないから誰にも文句をつけられないのです(笑)。

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デコラティブな造形、こんなとこを見るだけでも自分の時間を使う価値がある。
そのうちにこの額が違うカタチの表現方法で化けるかもしれないしね。

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シブ金のエイジング見本としてだって使えるよ。

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フォントのバランスだって素敵なもんだ。

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緩やかな面を持つ造形物にこんな鱗貼りを是非やってみたい。

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セットデザインにエングレービング(彫金)なんて必要無い?
そんなことはない。
セットデザインとは世の中全てがデザインの範疇なのだから。

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この上2枚は超ツボ。
直線と曲線のバランスが気持ちに刺さります。
こうやって改めて写真を見直していると、また色んなものを見に行きたくなっちゃう。
世の中には今まで見てないものの方が断然多い訳で、楽しめる要素はちっぽけな自分程度には無限と言っていいくらいあるもんね。

そこからまた再構築した造形をやってみたいなぁ。
下のデザインスケッチは工芸品要素からインスパイアされた天秤セット。

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