東京藝術大学 美術学科卒
2015年度 入社
みんなで苦労を乗り越えて、さまざまな経験を重ねていく!
この研修期間中、美術の仕事でまず大切だと思ったことは「助け合い」です。一人では何も出来ないことが多く、また危険も伴う世界であるが故に、たくさんの人がいるからこその「美術」なのだと痛感しました。また限られた時間のなかでデザインをし、作り上げていく様子を目の当たりにした時、まさにプロフェッショナルの成し得る業だと圧巻の毎日でした。
特に印象に残ったことは、イベント研修でサイン(看板)を担当させてもらった時でした。まさに納品ギリギリで、間に合うかどうかわからない状況になりました。先輩からは、新人の私には荷が重いと判断して、専門の方にやってもらう話になったのです。
しかし、それが悔しくて「やらせてください。絶対に終わらせます。」と言い、寝る間も惜しんでやりました。なんとか間に合い、イベント会場に担当したサインがお客様の目に触れている瞬間を見たときには思わず泣きそうになってしまいました。大変だったからこそ、あの達成感は今でも忘れられない感覚です。
その中で「私が仕事をしっかりと出来ていたら、スムーズにことが進んでいただろうな。」と思っていたことが多々あり、もっと頑張って場数を増やさないといけないと感じていました。
このようなことも含め、どんどん経験を積んで皆さんについていけるプロになり、またあの達成感を味わえたら良いな、と毎日思っています。
これからたくさんの苦悩があると思います。その苦悩を乗り越える事が、私にとっては一番の成長だと考えます。それを感じることができたとても貴重な一年だった、と私は思います。