デザイン部

「日本を変えた千の技術博」展

2019.02.13


頑固堂です。
今回ご紹介するのは「明治150年記念 日本を変えた千の技術博」。
会場は上野にある、国立科学博物館です。

『明治改元から150年、日本を大きく変えていった科学・技術の成果が一堂に集まります。
日本の大学・研究機関や企業などから、600を超える点数の貴重な科学・技術の遺産が大集合!』
さすがに展示物の点数が多く、丁寧に見ていくには相応の時間が必要となりました。

「科学と技術で世が変わる」ゾーンに展示されていた帝国大学物理学科の卒業証書。履修科目の教授が證明した証として直筆署名と押印がなされており威厳に満ちあふれた証書となっています。

「産業を変える技術」からは「二式一一五〇馬力発動機」中島飛行機製の航空機用エンジン。

「ミルバーン電気自動車」と「マツダ コスモスポーツ」
100年前に走っていた電気自動車とロータリーエンジン搭載のスポーツカー、時代の先駆となったクルマたちです。

「街づくりを変える技術」からは「小松1型均土機」は国産第一号のブルドーザー。
戦時中にフィリピンで使用され、連合軍により海中投棄されたそうです。
すると、船の航行に支障があると引き上げられ、海中にあったにもかかわらず動くことがわかりました。その後オーストラリアの農場で長年にわたって活躍して、なんと!製造されてから35年後に日本に凱旋。
目まぐるしい変遷をものともせずに生き抜いてきたブルドーザー。凛としたたたずまいと重厚な存在感を放っていました。

度量衡に関する展示から「尺」の基準原器。

「いまでも尺を使用している業界」の紹介です。まさに我々の”業界”であります。

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時間に関する展示ゾーンにあった「開国50年を経ても日本人はいまだ時間にルーズである」と慨嘆している記述には驚きました。

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「未来予測」のゾーンには「高度成長期に見た夢」として真鍋 博さんのイラストレーションが展示されていました。

さて、本日の終わりは国立演芸場2月上席。
本日のトリは小遊三さん、演目は「天災」。

「何事も天から降りかかったもの思えば諦めがつく。天の災(わざわい)と書いて天災(てんさい)と読む。何事も”天災”と諦めれば腹も立つまい」、とは噺にでてくる紅羅坊名丸先生のお言葉。
なかなかそのように達観できない自分への戒めとして、ありがたく拝聴させていただきました。