デザイン部

多摩美 統合デザイン学科卒業制作展2019

2019.01.30


頑固堂です。
1月も後半、美術大学の卒業制作展が開催されるシーズンとなりました。
今回ご紹介するのは、多摩美術大学 統合デザイン学科の卒業制作展です。

会場は多摩美の上野毛校舎、ほぼ全館を使っての展示でした。

この統合デザイン学科は2014年に設立された新しい学科です。
従来の縦割りのデザイン教育とは異なり、横断的にモノづくりのジャンルを学び、多角的なアプローチで制作を行っていくのが特徴となっています。

ゆえに卒業制作作品もその表現手法は多岐にわたっており、絵画・彫刻のピュアアートから複数のデザイン領域にまたがって作られた作品まで100点を超えるさまざまな表現を見る機会となりました。

「La vie」と題された作品。
結婚式場で廃棄される花から抽出した香水をプロダクトデザインとして展示しています。

「nekoroji」と題された作品。
ネコの行動を生活空間に取り込んだ集合住宅計画です。

「FURAFU SKATEBORDING」と題された作品
高知の伝統工芸「フラフ」をモチーフにデザインされたスケートボードとウエアが展示されています。

「オーケーストアのデザイン」
私も日ごろお世話になっている、OKストアへのデザイン提案です。

「終わったかたち」と題された作品。
使い終えたストロー・紙コップ・レシートのつぶされ・折れ曲がったかたちをプロダクトデザインとして展示しています。

これは「終わったかたち」に添えられていたキャプション。
すべての作品にこのような制作のプロセスや思考をまとめたボードが展示されています。
目を通すのには時間がかかりますが制作者の意図がよく理解できました。

「キャラレシピ」と題された作品。
「がん」「高血圧」「糖尿病」を退治するレシピを題材に作られた作品です。

このイラストレーションは、この方が2年生の時に制作した作品。2016年秋の多摩美・芸術祭での作品展示です。
卒業制作までの2年間で内向的であった表現が外向きに大きく変わった印象を受けました。