デザイン部

多摩美・プロダクトデザイン専攻 卒業制作展

2019.03.25


吉川頑固堂です。
今回伺ったのは、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業制作展。会場は、3331アーツ千代田です。

テーマは「LINE」。そのコンセプトが壁面に掲示されていました。

総勢59名の学部生と6名の大学院生の卒業制作が展示されていました。

その中からご紹介するのは、「THE HARDEST WOOL」と銘された作品。

羊の原毛を樹脂で固め漆を塗り重ねて研ぎ出し、漆黒の切れ味も鋭い刃物として仕上げています。

使用している樹脂は土に帰る素材との事、天然由来の原毛を含め環境にやさしい作品となっていました。

これは金型に樹脂を流し込み制作した作品。樹脂が固化する前に回転させ中からの光にゆらぎが出るように成型しています。
プロダクトデザインの作品として制作されていますが、コンセプチュアルな感性が伝わってくる作品でした。

さて、夕方からは、出品した3名の方から作品制作についてのプレゼンテーションがありました。
作品の説明の後Q&Aコーナーがあり、来春に多摩美のプロダクトデザインへの入学を志望している来場者からの質問を受けていました。
「受験のことで心が折れそうになったことはありますか?」との問いには
「私は心が折れたことがあります。その時は英語の単語帳を見てしのぎました。」
「受験に向けてのアドバイスをください。」
「僕はデッサンも平面構成も合格者の中で最低だったと思います。学科の英語と国語で点数を稼いだおかげで合格できたと思っていますのでみなさん学科も頑張ってください。」
受験生の方々と卒業する4年生の誠意あふれるやり取りを聞くことが出きました。

プレゼンテーションに登場していた方の展示コーナーに旧知のY教授を発見。

作品と説明キャプションに丁寧に目を通されていました。

3331アーツ千代田を後にして…、この日の〆は国立演芸場3月中席、古典芸能鑑賞へ。

本日の主任(トリ)は遊三師匠。マクラはおなじみの夫婦仲にまつわるお話。
「少しは骨のある噺をしろ、とのご指摘がありまして…」とのことで、この日の高座にかけたのは「柳田格之進」。
気骨にあふれ実直な格之進の出世話を土産に帰途につきました。